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5月14日(土)より公開中の映画『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』
オープニングの絵を10枚程描かせていただきました。


この映画はサム・ライミ監督「スパイダーマン2」のパク……ではなく、リスペクト&オマージュで出来ている。映画冒頭で前作の内容を紹介するシーンにイラストを使用するところが特に似ているところだ
「スパイダーマン2」では巨匠アレックス・ロス(注1)がイラストを担当していた。
ここを「変態仮面」2作目では僕が担当する事になった。
あぁ、とうとう僕も巨匠と肩を並べる程の仕事をする時が来たのだ。
 (アレックス・ロス……アメコミ登場キャラクター等を写実に描く凄く上手い人)

何年も前の事だが「工藤さんは日本のアレックス・ロスだなぁ」と言ってくれたのはたしか作家の紙谷龍生さんだったと記憶している。
「やだなぁ、アレックスの方を『アメリカの工藤みたいな奴』と言って下さいよ」とその時えらそうな返事をしたような。

それにしても何という重大な仕事を請け負ってしまったのだろう。映画の出来は自分のこの肩にかかっている。そう確信していた。
これは監督や主演俳優と並ぶほどの重要な役割だ。

重圧に負けたわけではないが、途中で目の調子が悪くなり、眼科医の世話になっていた。
右目が霞み物が二重に物が見える中、もしかするとこれが最後の仕事になるかもしれないと覚悟しながら一生懸命に描き込むのは、主人公の股間の膨らみだったり、女性用下着の模様だったり。
この状況が、自分で面白くて仕方がなかった。

とにかく大変重要な仕事をしてしまった。
これは公開初日の舞台挨拶に呼ばれてしまうに違いない。汚い格好では行けないなぁ。気の利いた挨拶をしなければなどと考えていたのだが

予告編にも宣伝用チラシにも僕の名前が出る事は無く、
映画のエンディングに小さく見える程度の扱いだ。うむ、薄々わかっていた事だ。
とりあえず面白い仕事ができたのでとても満足している。

変態仮面の次回作part3(たぶん出来る)では僕の出番は無いだろう。
サム・ライミ版スパイダーマンのオープニングは、「1」がコミックブック、「2」でイラスト、「3」は実写なので、この足跡を辿る本作は、当然実写で行くはず。
うむ、とても残念だ。



画像は本編では使用されなかった、初変身シーンの下絵です。
(映画では目玉部分が違う別バージョンが使用されています)
下ネタが平気な人ならお勧めの一作です。面白かったですよ。


5月25日追記


変態仮面OPの評判はどんなだろうかと思い、ネットで検索してみました。

「オープニングとスタッフロールが楽しかった」
「オープニングのマーベルっぽさでいきなり心を掴まれました。」
「オープニングから笑った」
「オープニングがからやっぱりモロパクリじゃねえか」
「今回もオープニングからアレっぽくてグッとくる」
「オープニングだけでも1,800円の価値がある」

等々、評判がたいへん良い様子。
もちろんこれは映像編集の構成があってこその評価なのですが。

こういう奇特な方がおられた。

「タイトルイラストに工藤稜となっててええっまじかー!!!ってなった
(普段全然お仕事追っかけているわけではないのですがめさくさ尊敬している)
何か機会があったらきっちりチェックしよう…」

知り合いではないようです。ありがとうございます!!モニターの前で頭を下げてお礼申し上げます。
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